4勝目も力不足を露呈…宮里優作が超えられない“AOの壁”
「宮里は大学生時代からツアーに出場して活躍し、いつ勝ってもおかしくない逸材と注目された。ところが初優勝はプロ12年目と遅かった。やはり闘争心が足りないからで、それは試合展開からもよくわかります。かねて指摘された気持ちの弱さから100ヤード前後という絶好のロケーションからウエッジでピンに絡まず、肝心のパットを決めなければ他のプロに威圧感を与えることはできません。学生時代から高級外車を乗り回し、プロ転向後に数々のスポンサー契約を結び金に苦労していないから勝負師としての凄みがない。青木功や尾崎将司のように若手の壁になりたい、と言ったがとんでもない話であり、1打に対する執念は青木や尾崎には到底かなわない。2人は勝負どころで相手をねじ伏せて何勝も挙げた。宮里の場合は若手の壁になる前に、もっと自分を磨けと忠告したい」(宮崎氏)
18番のバーディーパットを「外れたと思った」と口を滑らしたのも情けない。青木や尾崎なら「イメージ通り」としれっと言ったはずだ。宮里が契約スポンサーの1000万円を超すスイス製高級腕時計をはめながらプレーしているようでは、賞金への執着心が薄れてしまうのも仕方がないか。