評論家は“20年限界説”指摘 宮里藍に見るゴルファーの宿命
【ANAインスピレーション】
大会初日のコメントが、宮里藍(31)の現状を象徴している。
イン発進の前半は3アンダーでターン。おそらくリーダーボード上位に自分の名前が載ったのを確認したはずだ。
すると、「前半が良かっただけに、後半に力みが出てしまった」と、リズムを崩して41をたたき、2オーバー暫定80位タイ(強風サスペンデッド)だった。
絶好調だった時にはメディアも「大きく出遅れ」と報じたが、不振が続いているだけに今では藍の成績にだれも驚かない。「力んだ」のも2012年を最後に優勝から遠ざかっており、今季米ツアーもこれまで3試合に出場して、56位、予選落ち、64位と低迷が続いているからだ。ホールアウト後はいつものように、「あともう少しでよくなる。2日目はしっかりと我慢したい」と前向きなコメントを残したが、それがかえって痛々しく見えてくる。
「もう第一線で活躍するには限界が近づいている」と評論家の宮崎紘一氏がこう指摘する。