ラグビーW杯日本代表 南アに勝った15年大会の再現あるか
「どんな相手でも大きなチャレンジになる。しっかりと準備して、若手選手も育てて臨みたい」――。
ラグビー日本代表のジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ(HC=47)が、こう意気込みを口にした。
10日、2019年ラグビーW杯日本大会の組み合わせ抽選会が京都迎賓館で行われ、世界ランキング11位で開催国の日本は、同4位のアイルランド、同5位のスコットランドとともに1次リーグA組に入った。A組の残りの2枠には、欧州予選1位と欧州・オセアニアプレーオフの勝者が加わる。
アイルランド、スコットランドとも、前回15年イングランド大会で8強入りした強豪。特にアイルランドは着実にレベルアップしており、昨年11月のテストマッチでは同1位のニュージーランドに勝利。さらに今年3月には欧州の強豪同士が対戦する6カ国対抗で、前日本代表HCのエディー・ジョーンズ率いる同2位のイングランドも撃破。ニュージーランド、イングランド両代表のテストマッチ連勝記録の更新(19)を阻止した。
W杯は出場20チームを4組に分けて予選を行い、各組の上位2チーム、計8チームが決勝トーナメントに進む。日本が決勝トーナメントに進出するには、最低でも2強の一角を崩さなければならない。前回大会で日本は、当時世界ランキング3位の南アフリカを破る世紀の番狂わせを演じるなど史上初の3勝をマーク。世界のラグビー界を驚かせたが、地元開催の19年大会でもジャイアントキリングは期待できるのか。