広岡達朗氏が一刀両断 早実清宮は「走れないと使えない」

公開日: 更新日:

 スタンドに詰めかけた2500人のファンが沸いた。18日、早実の清宮幸太郎(3年)が香川・レクザムスタジアムで行われた丸亀城西高との練習試合で、四回にソロ、六回には2ランを放った。

 スタンドにはこの日も複数のプロ球団のスカウトが視察に訪れた。最後の夏が近づくにつれ、清宮の周囲はますます騒がしくなりそうだが、プロ野球の重鎮OBである広岡達朗氏(元ヤクルト西武監督)は、「打つセンスがあるとはいっても、私が監督であれば指名はしない」と、こう断ずるのだ。

「彼はあまり足が速いほうではない。もしプロに行くとしても走れない選手はなかなか使えない。ポジションも三塁は難しいだろうし、かといって一塁こそさまざまな局面で激しく動かないといけません。俊敏さや反応の良さが求められるのです。プロ野球界にはひと昔前、打撃がいいだけの鈍足の一塁手がいましたけど、本来は『異物』です。それに、清宮の体つきを見ると、ユニホーム姿がスマートじゃない。巨人の長嶋も王もスマートでした。清宮のようなタイプは巨人や阪神よりも、他のチームに入ってスターを目指す方がいいと思っています」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  2. 2

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  3. 3

    参院選で自民が目論む「石原伸晃外し」…東京選挙区の“目玉候補”に菊川怜、NPO女性代表の名前

  4. 4

    NiziU再始動の最大戦略は「ビジュ変」…大幅バージョンアップの“逆輸入”和製K-POPで韓国ブレークなるか?

  5. 5

    フジテレビ問題「有力な番組出演者」の石橋貴明が実名報道されて「U氏」は伏せたままの不条理

  1. 6

    サザン桑田佳祐の食道がん闘病秘話と今も語り継がれる「いとしのユウコ」伝説

  2. 7

    我が専大松戸の新1年生は「面白い素材」がゴロゴロ、チームの停滞ムードに光明が差した

  3. 8

    逆風フジテレビゆえ小泉今日子「続・続・最後から二番目の恋」に集まる期待…厳しい船出か、3度目のブームか

  4. 9

    新沼謙治さんが語り尽くした「鳩」へのこだわり「夢は広々とした土地で飼って暮らすこと」

  5. 10

    石橋貴明のセクハラ疑惑は「夕やけニャンニャン」時代からの筋金入り!中居正広氏との「フジ類似事案」