リオ五輪から1年…瀬戸大也が200mバタフライで“雪辱の銅”
競泳男子のエースのひとりが、まずは1個目のメダルを手にした。
水泳の世界選手権は26日、男子200メートルバタフライ決勝を行い、瀬戸大也(23)が1分54秒21で銅メダルを獲得。同種目ではこの大会初の表彰台に上がった。
昨夏のリオ五輪銀メダルの坂井聖人(22)は1分55秒04で6位に終わった。
瀬戸は「落ち過ぎてスローペースになってしまった」と振り返った通り、前半は優勝したチャド・レクロー(25=南アフリカ)に後れを取った。それでも持ち味である力強いフォームは崩れることなく、最後の50メートルで追い上げて3位でフィニッシュした。
レース後の瀬戸は「前半をもう少し速く入りたかった。もうちょっと攻めれば良かったかな。結果は3位でも、しっかりメダルを取れたのは良かった」と笑顔を見せた。
この200メートルバタフライはリオ五輪でもメダル取りが確実視されながら、決勝で1分54秒82で5位。1分53秒40で銀メダルを獲得した早大の後輩である坂井に屈した。レース後には後輩の健闘を笑顔で祝福したが、得意とするバタフライでメダルを逃した悔しさから、当日は選手村で食事も喉を通らないほどの落胆ぶりだったという。