全米OPは本戦から出場 シャラポワWC獲得の裏に奉仕活動
テニスの元女王が、また特別待遇を受けた。
4大大会の全米オープンの大会組織委員会は15日(日本時間16日)、今年4月にドーピング違反による1年3カ月の資格停止処分から復帰したマリア・シャラポワ(30)に主催者推薦枠(ワイルドカード)を与えると発表した。シャラポワは本戦からの出場になるという。
大会組織委員会は声明で「すでに彼女はドーピング違反による処分を終えている。過去の成績(06年優勝)から判断してもワイルドカードにふさわしい」と説明した。
組織委によれば、シャラポワは米国の若手選手を対象にしたプログラムにボランティア講師として参加する。反ドーピングの重要性やアスリートとしての心構えについて講演するという。
シャラポワは今回、ボランティア活動を行う見返りとしてワイルドカードが与えられたようだ。