Bクラス転落…育成掲げる巨人に「掛布二軍監督」のススメ
18日現在、巨人の二、三軍の首脳陣は発表されていない。今季後半戦から務める内田二軍監督は70歳と高齢のため、今月のフェニックス・リーグの指揮を執ってお役御免ともっぱらだ。現実路線として川相三軍監督の昇格説などがある中、巨人のさるチーム関係者がこう言うのだ。
「育成と同時に、人気や話題性も今の巨人には重要な要素。掛布二軍監督の最終戦となった甲子園でのウエスタン・リーグの試合は、平日の昼間にもかかわらず、7131人もの観客が集まった。数年前、巨人の二軍戦の平均入場者数は800人前後だったため、久保球団社長(現会長)を中心に、二軍戦にも観客を呼ぼうというファーム改革を行っている。巨人と阪神はライバル関係ということもあって、基本的に選手やコーチなど人の行き来は少ない。ただ、阪神の香田投手コーチは巨人、近鉄出身で巨人の元投手コーチ。掛布さんは関東の千葉出身で巨人の主砲・阿部の父親の同級生でもある。由伸監督も千葉出身。近い将来でもいいから、多くの条件が掛布さんを招聘しろと言っています」
すでに発表されている巨人の一軍コーチ陣は、OBの吉村禎章氏(54)が2011年以来となる復帰で打撃総合コーチとなる以外は、大きくは変わらない。だったら二軍の指揮官くらいは、ドラスチックな改革が必要との声もある。もし実現すれば、一軍以上に話題になることは確かである。