西武4位・平良海馬はドンブリ山盛りの卵かけご飯がおやつ
沖縄の南西、八重山諸島に属する石垣島。この海と空に囲まれた島で、平良海馬(投手・18歳・八重山商工)は生まれ、育った。
父の克次さん(47)は息子について、こう話す。
「暴れん坊というかヤンチャというか……。まあ、元気な子でしたよ。子供の頃から泣かない子でした。外で遊んでケガをして帰ってきても、泣いた姿は一度も見たことがありません。海馬は3人兄弟の長男。弟の面倒見は良かったですよ」
173センチ、84キロのマメタンク体形ながら、投げればMAX154キロ、打てば高校通算本塁打20本以上。投打双方をこなす器用さを持つ。投手としてのフィールディング能力にも優れており、視察したスカウト陣も口々に「センスがある」と話していたほどだ。
石垣島は野球が盛んな土地。平良が小学校1年のときに「野球がやりたい」と父に言ったのも、自然な成り行きだ。
「私は小学校までしか野球をやっておらず、中学以降はサッカーでした。今は草野球の外野手をやっていますけどね」