解説者も太鼓判 フィギュア宮原知子メダルへのシナリオ
「GPファイナルでは、ジャンプは本来の宮原選手の出来ではありませんでしたが、表現力や曲の捉え方など、演技そのもののレベルは確実に向上しています。手先や足先まで意識が行き届いており、エッジ(刃)も繊細に使い分けている。故障して本格的な練習から遠ざかっている間、演技力の向上に努めたそうで、今季の出来栄えを見ると、大ケガを乗り越え、より強くなったと言えるでしょう。気になるジャンプの精度ですが、昨季より自然の流れで跳ぶことができており、そこに本来の宮原選手の力強さが戻れば五輪までに十分に克服できると思います」(フィギュアスケート解説者の村主千香氏)
組織ぐるみのドーピングにより、強豪のロシアはIOC(国際オリンピック委員会)から選手の派遣を禁止された。フィギュアは個人資格での参加が有力視されるが「仮にGPファイナル覇者のザギトワらのロシア勢が出場しても、宮原選手が表彰台に上がる可能性は十分にあります」(前出の村主氏)。