相次ぐ五輪壮行会「公開NG」にブーイング JOCの言い分は
ショートトラックの神長汐音が通う公立高やスピードスケートの伊藤亜由子の母校である県立高は非公開。北野建設のように開催自体を中止した企業が出る一方で、兄弟で代表入りしたカーリングの両角友佑・公佑の公立高は公開した。
「これまでも、日本代表選手が所属する競技団体から企業へ説明してきましたが、母校など過去の部分までは行き届かない。問い合わせや報告があった段階で指摘しているというのが現状。今回の平昌だけでなくリオでも確認していましたが、東京大会があるため、他国以上に注目されることに配慮しないといけない。世界でも同じような決まりがあるので、そこに合わせていく必要があります」(前出の広報担当)
壮行会には、営利目的の宣伝とは別に、競技を広く認知してもらうため、また地域の活性化という役目もある。それを、しゃくし定規に規制するのは納得できないとの声が広がっているのだ。
規則、ルールで縛り上げておきながら、JOCと手を取り合う東京五輪組織委は、「1業種1スポンサー」の原則を無視し、カネ集め、スポンサー集めに血道を上げた。そりゃ、文句も出るわけだ。