太りすぎ指摘も 稀勢の里は5場所連続の休場へまっしぐら

公開日: 更新日:

 稀勢の里は初日の貴景勝戦でもとったりで体勢を崩されると、ろくに踏ん張れずにヒザから崩れ落ちた。この時は攻め急ぐあまり、上体が伸びきっていた。相撲勘は鈍り、下半身は弱ったまま。これでは勝てるものも勝てない。

 相撲評論家の中澤潔氏は太りすぎを指摘する。稀勢の里は先場所から7キロ減とはいえ、それでも177キロもある。

「力士には適正体重というものがある。ただ大きくすればいいというものではない。20世紀初頭に栃木山という横綱がいた。彼の弟子から聞いた話だが、栃木山は場所前に体重を調整し、自身のベストである103キロで本場所に臨んでいた。それより太っていれば稽古を増やし、足りなければ稽古を休む。100年近く前の力士がやっていたことを、なぜ今の力士はできないのか」

 この日は白鵬も敗れて2敗。元気な横綱が崖っぷちの鶴竜だけでは、相撲ファンのため息は尽きない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    菊川怜の元夫は会社が業績悪化、株価低迷で離婚とダブルで手痛い状況に…資産は400億円もない?

  2. 2

    粗製乱造のドラマ界は要リストラ!「坂の上の雲」「カムカムエヴリバディ」再放送を見て痛感

  3. 3

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  4. 4

    綾瀬はるか"深田恭子の悲劇"の二の舞か? 高畑充希&岡田将生の電撃婚で"ジェシーとの恋"は…

  5. 5

    斎藤元彦知事ヤバい体質また露呈! SNS戦略めぐる公選法違反「釈明の墓穴」…PR会社タダ働きでも消えない買収疑惑

  1. 6

    渡辺裕之さんにふりかかった「老年性うつ」の正体…死因への影響が報じられる

  2. 7

    水卜ちゃんも神田愛花も、小室瑛莉子も…情報番組MC女子アナ次々ダウンの複雑事情

  3. 8

    《小久保、阿部は納得できるのか》DeNA三浦監督の初受賞で球界最高栄誉「正力賞」に疑問噴出

  4. 9

    菊川怜は資産400億円経営者と7年で離婚…女優が成功者の「トロフィーワイフ」を演じきれない理由 夫婦問題評論家が解説

  5. 10

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”