フィギュアの「研究」訴え 羽生結弦“4回転半”成功のカギ

公開日: 更新日:

 羽生によると、日本では「フィギュアスケートは科学的に研究されていない」という。自身を「研究者のひとり」と位置付ける羽生は「僕がケガをしながらも連覇したことで、国として研究されることを願っています」と、日本スケート連盟や競技力向上を担う国立科学スポーツセンターにバックアップを求めた。

 もっとも、これまで度重なる故障、病気に悩まされながら、自ら治療法やリハビリ法を調べて、乗り越えてきた求道者のような羽生が「他力本願」するとは思えない。昨年11月のNHK杯公式練習で右足首靱帯損傷の重傷を負ってからは、インターネットで論文を調べたり、あるゆる文献を読みあさり、リカバリーに努めて平昌本番に間に合わせた。

 日頃から、練習はもちろん、研究熱心なことでも知られる羽生のこと。在学する早大人間科学部の協力も得て、目標とする4回転アクセルの完成に向け、今後は独自の分析、研究を重ねるとみられる。

 羽生の五輪3連覇、ジャンプのレベルアップは研究成果が左右しそうだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    石橋貴明のセクハラに芸能界のドンが一喝の過去…フジも「みなさんのおかげです」“保毛尾田保毛男”で一緒に悪ノリ

  2. 2

    清原果耶ついにスランプ脱出なるか? 坂口健太郎と“TBS火10”で再タッグ、「おかえりモネ」以来の共演に期待

  3. 3

    だから桑田真澄さんは伝説的な存在だった。PL学園の野球部員は授業中に寝るはずなのに…

  4. 4

    PL学園で僕が直面した壮絶すぎる「鉄の掟」…部屋では常に正座で笑顔も禁止、身も心も休まらず

  5. 5

    「ニュース7」畠山衣美アナに既婚者"略奪不倫"報道…NHKはなぜ不倫スキャンダルが多いのか

  1. 6

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  2. 7

    フジ火9「人事の人見」は大ブーメラン?地上波単独初主演Travis Japan松田元太の“黒歴史”になる恐れ

  3. 8

    ドジャース大谷 今季中の投手復帰は「幻」の気配…ブルペン調整が遅々として進まない本当の理由

  4. 9

    打撃絶不調・坂本勇人を「魚雷バット」が救う? 恩師の巨人元打撃コーチが重症度、治療法を指摘

  5. 10

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した