女子レス“えこひいき”騒動 栄監督が明かした愛娘の本音

公開日: 更新日:

 女子レスリングのパワハラ騒動について、至学館大学の谷岡郁子学長が口を開いた。

 15日、愛知・大府市内の同校キャンパスで会見。同大学監督で、日本レスリング協会の栄和人強化本部長(57)が周囲に圧力をかけて伊調馨(33)の練習を妨害したなどとする一連の報道に「それだけの力は栄和人にはないんです」と反論した。

 17日開幕の国別対抗戦女子W杯(高崎)に、栄監督の娘である希和(24)が65キロ級で出場することに一部ワイドショーが「えこひいき」と報道。同学長は本人から辞退の申し出があったことを明かし「根拠のない話で抗議したい」と憤りをあらわにした。

 栄監督と前妻との間に生まれた希和は14年全日本選手権60キロ級を制し、翌15年の世界選手権に出場(12位)。故障で一時、戦列を離れたが、復帰戦となった昨年10月の日米対抗戦で世界選手権銀のアリ・ラガンを撃破。今年1月のヤリギン国際大会(ロシア)で準優勝するなど、国際大会での実績は十分。今回のW杯代表入りも「えこひいき」ではない。それでも、栄氏の過去の発言があらぬ誤解を招いた可能性は否定できない。

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