日大対応遅れの遠因…理事長夫人に取り入る“女社長の正体”
優子夫人が経営する東京・阿佐谷の「ちゃんこ料理 たなか」。この店での幹部会議が日大の重要事項の決定を左右する「最高意思決定機関」といわれているが、会議のメンバーには複数の常務理事に交じって、優子夫人の引きでH氏も加わっているという。
「E社は来年迎える日大の創立130周年記念のプロモーションも任されています。結局、Hさんが広報や宣伝のプロを煙たがるせいで、日大の企画広報部は理工学部や商学部の職員上がりなど“門外漢”ばかりになってしまった。悪質タックル問題で広報対応がグダグダになったのも、そのせいだと多くの職員が思っていますよ」(前出の日大関係者)
日大企画広報部はE社との取引について、「個別の契約の経緯、内容は守秘義務があり、お答えできません」。E社は担当者不在を理由に取材に応じなかった。
これだけ私物化が疑われる大学に私学助成金として、毎年150億円の税金が支給されているのを忘れてはいけない。