日大対応遅れの遠因…理事長夫人に取り入る“女社長の正体”

公開日: 更新日:

 優子夫人が経営する東京・阿佐谷の「ちゃんこ料理 たなか」。この店での幹部会議が日大の重要事項の決定を左右する「最高意思決定機関」といわれているが、会議のメンバーには複数の常務理事に交じって、優子夫人の引きでH氏も加わっているという。

「E社は来年迎える日大の創立130周年記念のプロモーションも任されています。結局、Hさんが広報や宣伝のプロを煙たがるせいで、日大の企画広報部は理工学部や商学部の職員上がりなど“門外漢”ばかりになってしまった。悪質タックル問題で広報対応がグダグダになったのも、そのせいだと多くの職員が思っていますよ」(前出の日大関係者)

 日大企画広報部はE社との取引について、「個別の契約の経緯、内容は守秘義務があり、お答えできません」。E社は担当者不在を理由に取材に応じなかった。

 これだけ私物化が疑われる大学に私学助成金として、毎年150億円の税金が支給されているのを忘れてはいけない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  2. 2

    大阪・関西万博の前売り券が売れないのも当然か?「個人情報規約」の放置が異常すぎる

  3. 3

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  4. 4

    ヤクルト茂木栄五郎 楽天時代、石井監督に「何で俺を使わないんだ!」と腹が立ったことは?

  5. 5

    バンテリンドームの"ホームランテラス"設置決定! 中日野手以上にスカウト陣が大喜びするワケ

  1. 6

    菜々緒&中村アン“稼ぎ頭”2人の明暗…移籍後に出演の「無能の鷹」「おむすび」で賛否

  2. 7

    巨人「先発6番目」争いが若手5人で熾烈!抜け出すのは恐らく…“魔改造コーチ”も太鼓判

  3. 8

    ソフトバンク城島健司CBO「CBOってどんな仕事?」「コーディネーターってどんな役割?」

  4. 9

    テレビでは流れないが…埼玉県八潮市陥没事故 74歳ドライバーの日常と素顔と家庭

  5. 10

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ