赤っ恥ソフトB…12億円“給料泥棒”松坂大輔に手も足も出ず
三くだり半を突きつけた相手に、してやられた。
8日、ソフトバンクが相手にしたのが、中日先発の松坂大輔(37)だ。この両者、言うまでもなく因縁がある。ソフトバンクは昨季まで3年12億円もの給料を払いながら、当の松坂は一軍登板わずか1試合。昨オフ、お払い箱にした。それが年俸1500万円の中日では、この日がすでに7試合目の先発。恨み節のひとつもぶつけたいところだろう。
しかし、そんな松坂相手に、ソフトバンク打線は5回3安打1点。4四球に2失策、フィルダースチョイスと2度も満塁のチャンスを得ながら、のらりくらりと投げるベテラン右腕を打ちあぐねた。その上、今季3勝目(3敗)までプレゼントしてしまったのだから、赤っ恥もいいところだ。
松坂をめぐっては本人はもとより、高額の年俸を支払っているソフトバンクにも、「カネをドブに捨てている」と非難が浴びせられた。それをようやくクビにできたと思ったら、このありさまである。
5イニングでお役御免となった松坂は、「早い回でマウンドを降りて申し訳ない」と、古巣への“恩返し”に満足するどころか、反省しきり。
ソフトバンクにとっては、松坂が試合後のお立ち台に立たなかったことだけが救いだったかもしれない。