女子ツアー様変わり 若手の壁になるベテラン不在の深刻度

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 ジュニア時代からプロの試合に頻繁に出ており、会場の雰囲気に慣れているのも大きいが、「選手寿命が短くなっており、若手の壁になるベテランプロが少ない」と指摘する声もある。

宮里藍が昨年32歳で引退し、古閑美保は29歳で現役を退いて第二の人生を歩き始めた。だから今の女子プロは30歳前後になると将来に不安を感じ始める。全国各地のツアー会場を飛び回るだけの人生で、ゴルフ以外に何の楽しみも趣味もないと気付く。結婚や出産も頭をよぎると、このままでいいのだろうかと悩んでしまう。それでパフォーマンスが落ちてくるようです」(ツアー記者)

 樋口久子や大迫たつ子、岡本綾子らベテランプロには若手に絶対に負けられないという気迫があった。生意気な若手をロッカールームに呼び出して延々と説教するベテランもいた。いつの間にか、「アンタたちの好き勝手にさせない」と、若手ににらみを利かす根性の据わったベテランがいなくなってしまったのだ。

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