元巨人投手が指摘する阪神・佐藤輝明「三振王」だからこその脅威…《投手の立場からすれば…》

公開日: 更新日:

 昨8日の甲子園が最も沸いたのは、背番号8が代打で登場した八回だった。1点を追う無死一塁の場面。歓声を一身に浴びて打席に立った佐藤輝明(26)はしかし、空振り三振に倒れ、甲子園は一転して大きなタメ息に包まれた。

 この日、「コンディション不良」でスタメンを外れた佐藤輝は今季、開幕戦の初打席で第1号を放って以降、16打席無安打と当たりがピタリと止まり、在阪メディアの間では「打順降格か」と話題になった。5日の巨人戦で1試合2発をマークするなど、今季4本塁打はリーグトップの一方、18三振もまたセのワースト。「一発か、三振か」の打撃には常に批判がつきまとう。

 巨人元投手の橋本清氏がこう言う。

「この日のヤクルト先発の高橋は調子が良ければ打ち崩すのは難しいとはいえ、打線に佐藤輝がいるのといないのとでは、投手が感じるプレッシャーがまったく違ってくるのは確か。本塁打数以上に三振数が注目されがちな佐藤輝ですが、投手の立場からすれば、空振りを恐れずにあれだけスイングしてくるのはやはり怖いものです。失投は許されないと思えば、腕が振れなくなるものだし、その重圧でメンタルは疲弊しますから」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  2. 2

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  3. 3

    参院選で自民が目論む「石原伸晃外し」…東京選挙区の“目玉候補”に菊川怜、NPO女性代表の名前

  4. 4

    NiziU再始動の最大戦略は「ビジュ変」…大幅バージョンアップの“逆輸入”和製K-POPで韓国ブレークなるか?

  5. 5

    フジテレビ問題「有力な番組出演者」の石橋貴明が実名報道されて「U氏」は伏せたままの不条理

  1. 6

    サザン桑田佳祐の食道がん闘病秘話と今も語り継がれる「いとしのユウコ」伝説

  2. 7

    我が専大松戸の新1年生は「面白い素材」がゴロゴロ、チームの停滞ムードに光明が差した

  3. 8

    逆風フジテレビゆえ小泉今日子「続・続・最後から二番目の恋」に集まる期待…厳しい船出か、3度目のブームか

  4. 9

    新沼謙治さんが語り尽くした「鳩」へのこだわり「夢は広々とした土地で飼って暮らすこと」

  5. 10

    石橋貴明のセクハラ疑惑は「夕やけニャンニャン」時代からの筋金入り!中居正広氏との「フジ類似事案」