甲子園を襲う「ゴジラ2世」にどう立ち向かう?
「過去の経験が役に立たないような現象が起きる」と気象庁が発表しまくった今年の夏。豪雨と台風12号の隙間を縫うように夏の甲子園出場校が決まった。
石川県の決勝戦は星稜高校が22対0で甲子園出場。1試合で7本塁打。竹谷って3年生が4本、南保って3年生が3本。この南保クン、星稜の先輩ゴジラ松井の石川大会通算本塁打記録を塗り替えたんだそうだ。
なんぼでも打つ南保クン、ゴジラの進化形態、ゴジラ2世! すげえな。打球がピンポン球のように飛んでったそうだ。この「過去の経験が役に立たないような現象」はどう説明すればいいんだ?
以下、端役に至るまで妄想する東宝特撮映画。
冒頭シーン。石川県の野球場で、星稜の選手が打ち上げたボールが、キ~~~~ンと舞い上がり、みんな唖然と見上げる上空ドローンの映像に続いて、毎晩NHKに出てくるメガネの気象予報士「斉田さん」のそっくりさん、実は本人が友情出演して「薔薇賀さい太」さん、真剣に日本列島の雲の画像を示しつつ、
「日本列島上空に居座った寒冷渦の縁を台風12号が通常のコースと逆行して回り込んだ影響で、石川県上空に過去に経験したことのない上昇気流が発生し、選手の打ち上げた硬式野球ボールが(と硬式ボールを取り出して)吸い上げられて、ピンポン球に変化したのではないかとみられます」