デュエットに続きASチームで銀も…日本と中国に“5cmの壁”
またもライバルの壁に阻まれた。
29日のアーティスティックスイミング(AS=旧シンクロナイズドスイミング)は、合計182.8690点(TR90.9357点、FR91.9333点)の2位。186.9395点で優勝した中国に4連覇を許した。
リオ五輪後、日本、中国とも若手を抜擢するなど、チームのメンバーを一新。井村雅代日本代表ヘッドコーチが強豪に育て上げた中国との差は埋まるどころか、ますます広がるばかりだ。
日本と中国では、容姿や演技の質以上に歴然とした差が、そのまま結果に表れている。
中国のメンバーは身長170センチ台の選手が揃い、平均身長は170.6センチ。一方の日本は福村寿華(22)の171センチが最長身。160センチ台の選手が中心で、平均身長は165.8センチと中国に比べて5センチも下回っている。
AS関係者によれば、高さをアピールする演技では5センチの身長差があると、出来栄えに明確な差が生じるという。