降って湧いた放映権問題で…LPGAと大会主催者の対立が激化
放映権に関して主催者との間でトラブルになっているのは本紙やスポーツ各紙の報道でも明らかになっているが、そもそも昨年9月に小林浩美会長が事前の説明もなく一方的に、「19年から放映権を管理したい」と文書を主催者に送りつけてから問題になっていたのだ。
テレビ局幹部によると、「19年は放映権料は無料で放送してもいい、20年からはLPGAに放映権料を払えというミエミエの要求を突き付けてきた」。
■「このままなら開催を見直す」
放映権はどこに帰属するのか。「これまで、あいまいなままだった」(関係者)が、協会発足当時から大会主催者に帰属するというのがゴルフ業界の暗黙の了解だった。
これはプロ野球と同じだ。巨人―阪神戦が東京ドームで行われる場合は主催の巨人が放映権を持つ。甲子園で行われたら阪神が放映権を持ち、中継するテレビ局から放映権料を受け取ることが出来る。
ただ、ゴルフ大会の場合、主催者にテレビ局の場合が多い。なかには大会の冠企業が主催者でなくテレビ局というケースもある。