あるか鹿島vsアルアイン クラブW杯決勝アジア対決の実現は

公開日: 更新日:

「泉」を意味するアルアインは、砂漠の中のオアシスにある。真夏には50度を超える気温も、現在は日中25度前後なのでホテルから歩き、4キロ先のスタジアムに向かった。

 準々決勝のキックオフ1時間半前に到着すると鹿島の対戦相手グアダラハラ(メキシコ)のサポーターが、紅白の縦縞のレプリカユニホーム姿で記念撮影などをしていた。数はそれほど多くないが、UAEまで来られるだけあって裕福そうな雰囲気の人が多い。 

 いきなり前半3分に失点した鹿島はその後も耐える時間が続いたが、大岩剛監督は0―1で迎えた後半のスタートから、U―19日本代表のMF安部裕葵を投入した。

「ハーフタイムに『(相手の)サイドバックの裏に出して欲しい』といろんな選手に言った。ボールを取った時、各駅停車のように近くの選手にパスを出すのではなく、1個(=選手1人)飛ばして僕を見るとか(FW)セルジーニョを見るように言った」と試合後にFW土居聖真が振り返ってくれたが、後半4分に守護神クォン・スンテからセルジーニョにボールが渡り、そこからつながったボールを土居が左からクロスを入れ、飛び込んだMF永木亮太が合わせて同点に追いついた。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  2. 2

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 3

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  4. 4

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  5. 5

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  1. 6

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    79年の紅白で「カサブランカ・ダンディ」を歌った数時間後、80年元旦に「TOKIO」を歌った

  4. 9

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 10

    《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド