再登板の国士舘・永田監督に聞く “甲子園請負監督”の本音

公開日: 更新日:

■言葉だけは勘弁

 ――後進の指導と再建を託された。

「僕は優しくない。子どもたちにケチョンケチョンに言います。昔より言わなくなりましたけど、就任する際に『言葉だけは勘弁してください』と学校側には伝えた。本当は楽しくやりたいし、大学監督時代もそうだったが、子どもたちの気質の変化も感じる。でも、ウチの場合は野球のイロハから教えていかないといけない。それでは勝てないと思っています」

 ――2度目の就任で待遇は良くなりましたか?

「(苦笑いを浮かべながら)変わりませんね。職員ですからね。ボーナス? 甲子園に連れてきても何もないですよ。周りは出ると思っているみたいですけど、僕自身はウチは出ないからなという感じで慣れています」

 ――何年後に甲子園に出ろ、というようなノルマは?

「1度目の監督のときから1年でも早くと思っていたが、ノルマは一度も言われたことはありません。センバツに出たことでホッとした? ないと言えばウソになります。今の子たちが新たな一ページを開いてくれた。これから甲子園の常連校にしていかないといけない」

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