あるのか阪神? 貧打と補強下手の“4度目赤っ恥”緊急補強
“4度目”の正直となるか――。
右ふくらはぎ痛で二軍調整中だった阪神のマルテが16日、約1カ月ぶりに屋外でフリー打撃を再開した。大きく出遅れた「新戦力」は今後、ファームで数試合に出場し、ナバーロと入れ替えで一軍に上がる予定だ。あるOBが言う。
「マルテはホームランバッターではないし、かつてのマートンのようにヒットを量産するタイプでもない。メジャー通算30発の大砲という触れ込みだったがパワー不足。貧打の救世主なんて思っていたらファンはがっかりしますよ」
チームの大幅な改革を託された金本前監督時代は「補強下手」に泣かされ続けた。
2016年のヘイグは中軸を担う打者として獲得したものの、31試合、打率.231、2本塁打、11打点という低調な成績で退団。17年はキャンプで左手首を故障したキャンベルが開幕から出遅れ、7月にロジャースを緊急補強。この2人も戦力にならず同年限りでチームを去った。
昨年は韓国球界から、2年連続3割、30本塁打、100打点を記録したロサリオが鳴り物入りで入団。キャンプのときから「こいつはやるぞ」と、OBや評論家は高く評価し、他球団のスコアラーたちもかなり警戒していた。