久保建英“自己主張当たり前”な立ち振る舞いは好感度が高い
フィリップ・トルシエ監督時代の99年パラグアイ大会で1分2敗の憂き目に遭った通り、コパ・アメリカというのは非常に難しい大会だ。しかも日本は南米の地で南米勢に勝ったことがない。同じブラジルで行われた2013年コンフェデレーションズ・カップと2014年W杯でもそれぞれ3戦全敗、1分2敗と1つの勝利も挙げられなかった。
だが、当時を知る岡崎慎司(レスター)は「自分は2013年のコンフェデで2得点できたからマインツに行けた」と前向きな記憶の方が脳裏に焼き付いているという。川島永嗣(ストラスブール)にしても「(ブラジル)3度目の正直で何かいいことあるんじゃないかと。過去と同じことが何度も起きるわけじゃないし」とポジティブだ。
彼らの言うように今回のブラジルでのコパ・アメリカが、日本代表の負の歴史を変える一大転機になれば理想的。久保にはけん引役として躍動感あるパフォーマンスを期待したい。そして初キャップを踏む予定の前田大然(松本山雅)、杉岡大暉(湘南)、板倉滉(フローニンゲン)らA代表予備軍の若手のブレイクも待たれるところだ。