レアル入りタイミング最悪…久保建英が南米DF陣に狙われる
スペインのレアル・マドリードが14日、日本代表の18歳MF久保建英の加入を正式発表した。
スペイン国内では、久保がレアルのライバルであるバルセロナに15歳まで所属していたことを引き合いに出しながら「バルサが『18歳の選手には払えない』とはねつけた年俸1億2000万円に近い金額を用意」(マルカ紙)と報じられ、発表前から大きな注目を集めていた。
もちろん南米でも久保のレアル入りが、話題に上らないハズがない。
14日にブラジルで南米王者を決めるコパ・アメリカが開幕。日本代表は初戦のチリ戦(日本時間18日午前8時開始)に向けてサンパウロ市内で直前合宿中だ。注目度ダントツの久保は、現地13日の練習でも軽快な動きを見せていた。その久保についてワールドサッカーグラフィック元編集長の中山淳氏が「レアル入り正式発表の時期が良くない」とこう懸念する。
「コパ・アメリカは、南米各国のプライドが真っ向からぶつかり合う大会です。勝つためには危険なプレー、汚いプレーも辞さない選手ばかりで、あたかもピッチ上で<ケンカが繰り広げられている>ようなもの。まるで<戦場>のような場所にレアル入りの決まった小柄で無名の日本人選手がマッチアップの対象だった場合、よりタイトな守備を相手選手は仕掛けてくるでしょう。レアル入りが正式発表されるのは、閉幕してからでも良かったのでは? 個人的には強くそう思います」
まったくだ。久保が屈強な南米選手にぶっ潰され、悶絶するシーンが見えるようである――。