元川悦子
著者のコラム一覧
元川悦子サッカージャーナリスト

1967年7月14日生まれ。長野県松本市出身。業界紙、夕刊紙を経て94年にフリーランス。著作に「U―22」「黄金世代―99年ワールドユース準優勝と日本サッカーの10年 (SJ sports)」「「いじらない」育て方~親とコーチが語る遠藤保仁」「僕らがサッカーボーイズだった頃2 プロサッカー選手のジュニア時代」など。

久保建英“自己主張当たり前”な立ち振る舞いは好感度が高い

公開日: 更新日:

6月16日 日曜日

 ブラジルで開催中の2019年コパ・アメリカの日本の初戦、チリとの大一番が17日(日本時間18日午前8時キックオフ)に迫ってきた。森保一監督は「最低でも勝ち点1を拾っていきたい」と強調。エクアドルがウルグアイに0-4で敗れたことも追い風に3位以内を死守し、8強入りを果たすつもりだ。

 カギを握るのが、スペインの名門、レアル・マドリード入りする久保建英(18)。この日は南米の記者に「すみません。明日の試合後に話します」と完璧なスペイン語で言い残し、試合会場のモルンビー・スタジアムから引き揚げたが、レアルが認めた逸材のコパデビューに各国報道陣は色めき立っている。

 ◇  ◇  ◇

「クボのプレー? まだ見たことがないんだ」と語るのは16日の選手取材ゾーンにやってきたコロンビアとペルーの記者2人組。彼らのみならず、久保建英を生観戦したことのある外国報道陣はほんのわずかだ。

 前日紹介したチリの「AS」のオヘダ記者のように、バルセロナのカンテラにいた少年時代からFC東京に至るまで映像はチェックしたものの、本人を目の当たりにするのは初めてという人もいる。つまり明日のチリ戦は久保にとって世界舞台本格デビューと言っても過言ではない。そこで彼が見る者に衝撃を与えるのか、非常に興味深い点だ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    岡本和真と村上宗隆のメジャー挑戦に“超逆風” 大谷バブルをブチ壊したMLB先輩野手の期待外れ

    岡本和真と村上宗隆のメジャー挑戦に“超逆風” 大谷バブルをブチ壊したMLB先輩野手の期待外れ

  2. 2
    鈴木誠也と吉田正尚が窮地…トレード浮上も引き取り手なし、大谷フィーバーの裏で価値大暴落

    鈴木誠也と吉田正尚が窮地…トレード浮上も引き取り手なし、大谷フィーバーの裏で価値大暴落

  3. 3
    悠仁さま「オックスフォード大進学」再浮上のナゼ…昆虫標本が充実した自然史博物館の存在

    悠仁さま「オックスフォード大進学」再浮上のナゼ…昆虫標本が充実した自然史博物館の存在

  4. 4
    なぜ大谷はチャンスに滅法弱くなったのか? 本人は力み否定も、得点圏での「悪癖」とは

    なぜ大谷はチャンスに滅法弱くなったのか? 本人は力み否定も、得点圏での「悪癖」とは

  5. 5
    ロッテ佐々木朗希「強硬姿勢」から一転…契約合意の全真相 球団があえて泥を被った本当の理由

    ロッテ佐々木朗希「強硬姿勢」から一転…契約合意の全真相 球団があえて泥を被った本当の理由

  1. 6
    猛チャージ石丸伸二候補に広がる危機感…広島からは「あんなぁ都知事に押し上げちゃいけん」

    猛チャージ石丸伸二候補に広がる危機感…広島からは「あんなぁ都知事に押し上げちゃいけん」

  2. 7
    「あぶない刑事」100万人突破で分かった…舘ひろし&柴田恭兵“昭和のスター”の凄みと刑事役の人材不足

    「あぶない刑事」100万人突破で分かった…舘ひろし&柴田恭兵“昭和のスター”の凄みと刑事役の人材不足

  3. 8
    大谷への「アジア人差別感情」は球宴ファン投票にも表れ…問題の根は深く心配な今後

    大谷への「アジア人差別感情」は球宴ファン投票にも表れ…問題の根は深く心配な今後

  4. 9
    阪神岡田監督の焦りを盟友・掛布雅之氏がズバリ指摘…状態上がらぬ佐藤輝、大山、ゲラを呼び戻し

    阪神岡田監督の焦りを盟友・掛布雅之氏がズバリ指摘…状態上がらぬ佐藤輝、大山、ゲラを呼び戻し

  5. 10
    ロッテ佐々木朗希は“身内”からも嫌われた? 故障中とはいえ選手間投票でも球宴選外のトホホ

    ロッテ佐々木朗希は“身内”からも嫌われた? 故障中とはいえ選手間投票でも球宴選外のトホホ