広島「佐々岡監督」への疑問…防御率は改善も投壊負け多く

公開日: 更新日:

 消去法だったのか。

 4日、広島佐々岡真司投手コーチ(52)に新監督の就任を要請。鈴木球団本部長は「選手を見る能力がある。人柄は言うことはない」と話した。佐々岡コーチも「前向きに考えたい」と受諾する意向だが、この人選には疑問も尽きない。

 今季、広島のチーム防御率は4・12から3・68に改善。失点も651から601と大幅に減った。数字上は進歩したかに見えるがしかし、投手陣の不調で落とす試合も少なくなかった。

 昨季、抑えとして32セーブを挙げた中崎が絶不調に陥った。36試合で防御率は4・08と打ち込まれて2度の二軍落ち。代役のフランスアが67試合に登板するも、昨年ブルペンを支えた一岡や今村は本来の活躍ができなかった。

 また、昨季53試合登板のアドゥワを先発に転向させたが、炎上が続くとリリーフに配置転換。再び先発に戻った8月の登板を最後に、二軍調整となった。

「佐々岡式」で苦戦を強いられたのは中継ぎだけではない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  2. 2

    大阪・関西万博の前売り券が売れないのも当然か?「個人情報規約」の放置が異常すぎる

  3. 3

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  4. 4

    ヤクルト茂木栄五郎 楽天時代、石井監督に「何で俺を使わないんだ!」と腹が立ったことは?

  5. 5

    バンテリンドームの"ホームランテラス"設置決定! 中日野手以上にスカウト陣が大喜びするワケ

  1. 6

    菜々緒&中村アン“稼ぎ頭”2人の明暗…移籍後に出演の「無能の鷹」「おむすび」で賛否

  2. 7

    巨人「先発6番目」争いが若手5人で熾烈!抜け出すのは恐らく…“魔改造コーチ”も太鼓判

  3. 8

    ソフトバンク城島健司CBO「CBOってどんな仕事?」「コーディネーターってどんな役割?」

  4. 9

    テレビでは流れないが…埼玉県八潮市陥没事故 74歳ドライバーの日常と素顔と家庭

  5. 10

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ