「CS男」の面目躍如 ソフトB内川聖一が短期決戦に強いワケ
しかし、短期決戦に限れば話は別だ。CS通算30打点、10本塁打、打率・375は、いずれも現時点で12球団トップの数字を誇っている。CSのMVPも2011、15、17年と3度獲得。これも12球団で最も多いどころか、複数回受賞は内川のみである。
ベテランの持つ経験と配球の読み。何度も短期決戦を戦っているだけに、勝負の機微も知り尽くしていることを、このCSで改めて証明した。楽天との初戦も負けたとはいえ、勝ち越し2ランを放っている。
工藤監督も内川の働きについて、「CSで素晴らしい成績を残している。今日も勝負強いところを見せてくれた」と、絶賛。
内川本人も「野球人生の中で、印象に残る本塁打になると思う」と、喜びを口にした。
来季は38歳。アラフォーでも、まだまだ重宝されそうである。