打率3割常連の面影なし…ソフトB内川も抗えない疲れと加齢
日本を代表するヒットメーカーが苦しんでいる。
ソフトバンクの内川聖一(36)は26日現在、打率.238。パの規定打席到達者の中で、下から4番目。かつて3割の常連だった面影はない。
低空飛行の理由について森ヘッドコーチは「疲労かもしれない」と言うが、あるホークスOBはこう語る。
「あまり衰えという言葉は使いたくないけど、内川は8月で37歳になる。この年になれば体が思ったように動かなくなるし、動体視力だって衰える。成績が下降中のベテランが劇的に上昇することはほとんどない。プロ野球は、主力選手でも、だいたい30代後半で引退する。そのぐらいの年になれば、成績に対する諦めが徐々に出てくるもの。猛練習で衰えをカバーすることはできるが、『復調したとして、この先何年もつか……』と考えたら気持ちが萎えてしまうものなんです。もはや内川に、3割打者の打撃を求めるのは酷というものです」
内川が最後に3割に到達したのは2016年。その後の2年間はケガなどに苦しみ、いずれも約70試合の出場にとどまった。昨季は打率.242だった。