佐々木朗希のロッテ指名は大正解 これだけの“プラス材料”

公開日: 更新日:

 こうした育成方針もさることながら、佐々木のロッテ入りはプラスになる可能性が高い。

 ロッテは三軍制を導入する巨人ソフトバンクのような大型の育成施設があるわけではないが、大型補強に頼らず、ドラフトで獲得した選手を育成し、チームを強化する球団。巨人やソフトのように、常に優勝を義務付けられているというわけでもない。井口監督は就任以来、5位、4位と2年連続でBクラスにもかかわらず、球団は育成手腕を評価しているという。ロッテOBがこう言う。

「井口監督就任後のロッテは、2年連続で安田尚憲藤原恭大と高卒選手を1位指名。ともに二軍で多くの経験を積ませることで、大きく育てようとしている。2014年3位の岩下、16年6位の種市といった高卒投手も順調に育ってきている。佐々木が無理を強いられる環境ではありません。佐々木の将来の夢であるメジャー挑戦に関しても、過去に西岡剛のポスティングを認めた実績があります」

 佐々木を知るアマ関係者も「芯は強い子ですが、決して目立ちたがり屋の性格ではない。巨人や阪神のようにマスコミがバカ騒ぎするような環境よりも、ロッテの方が合っていると思う」と言う。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  2. 2

    大阪・関西万博の前売り券が売れないのも当然か?「個人情報規約」の放置が異常すぎる

  3. 3

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  4. 4

    ヤクルト茂木栄五郎 楽天時代、石井監督に「何で俺を使わないんだ!」と腹が立ったことは?

  5. 5

    バンテリンドームの"ホームランテラス"設置決定! 中日野手以上にスカウト陣が大喜びするワケ

  1. 6

    菜々緒&中村アン“稼ぎ頭”2人の明暗…移籍後に出演の「無能の鷹」「おむすび」で賛否

  2. 7

    巨人「先発6番目」争いが若手5人で熾烈!抜け出すのは恐らく…“魔改造コーチ”も太鼓判

  3. 8

    ソフトバンク城島健司CBO「CBOってどんな仕事?」「コーディネーターってどんな役割?」

  4. 9

    テレビでは流れないが…埼玉県八潮市陥没事故 74歳ドライバーの日常と素顔と家庭

  5. 10

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ