レイズ筒香へ教訓 先輩・岩村氏が語ったメジャー成功の術

公開日: 更新日:

■餅は餅屋

「向こうでは基本的に、チームとしてどういう選手が必要とされているのか、その中で自分がどんな役割を求められているのかを理解し、そのピースになれるかどうかが大事。日本人選手としてできることは何か。餅は餅屋ではないですが、本塁打は本塁打を打てる人に任せ、自分は別の役割を果たそうと考えました」

 岩村氏は三塁が本職だったが、渡米時には一塁、二塁、遊撃に加え、外野用のグラブも持参した。打順は移籍当初の6番から1番になり、在籍2年目には二塁へコンバートされた。日本時代は自分が打って成績を残せば勝ちにつながる、という考えもあったそうだが、レイズでは1番打者として出塁率にこだわるなど、違う役割を担った。

 さるメジャースカウトは、「日本人選手がメジャーで成功しないのは、自分のプレースタイルにこだわり過ぎたとき」と言う。筒香がDeNA時代と同様、本塁打を量産し、勝負を決める一打を打ち続ければ言うことはないが、メジャーで成功するためには、ときにDeNAの4番、日本の4番というプライドを捨て、チームの駒になりきれるかどうかにかかっているのかもしれない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元グラドルだけじゃない!国民民主党・玉木雄一郎代表の政治生命を握る「もう一人の女」

  2. 2

    深田恭子「浮気破局」の深層…自らマリー・アントワネット生まれ変わり説も唱える“お姫様”気質

  3. 3

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”

  4. 4

    粗製乱造のドラマ界は要リストラ!「坂の上の雲」「カムカムエヴリバディ」再放送を見て痛感

  5. 5

    東原亜希は「離婚しません」と堂々発言…佐々木希、仲間由紀恵ら“サレ妻”が不倫夫を捨てなかったワケ

  1. 6

    綾瀬はるか"深田恭子の悲劇"の二の舞か? 高畑充希&岡田将生の電撃婚で"ジェシーとの恋"は…

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    “令和の米騒動”は収束も…専門家が断言「コメを安く買える時代」が終わったワケ

  4. 9

    長澤まさみ&綾瀬はるか"共演NG説"を根底から覆す三谷幸喜監督の証言 2人をつないだ「ハンバーガー」

  5. 10

    東原亜希は"再構築"アピールも…井上康生の冴えぬ顔に心配される「夫婦関係」