山崎裕之氏が唯一「打てん」東映・森安敏明の荒れ球155km

公開日: 更新日:

 現役時代にロッテ西武で活躍し、日本一も経験している山崎裕之氏(73)は、「短命でしたが、東映の森安の球は本当に速かった」とこう続ける。

「20年間、プロの世界にいましたが、初見で『これは打てんな』と思ったのは森安だけでした。阪急の山口高志も速かったが、ズドーン! という印象。森安の球には抜群のキレがあった。左ひざを胸元まで高く上げて抱え込み、腰を十分にねじってダイナミックに投げるサイドスロー。初速と終速がほとんど変わらないので、打者には手元で伸びるというか、ホップしてくるように見える。本当に手も足も出ないという球でした。スピードガンはなかったですが、計測すれば155キロ前後は出ていたでしょうね。球は速い一方、荒れ球で四死球が多いといわれていた。私はぶつけられた記憶はありませんが、森安の球にだけは当たりたくなかった。プロ1年目から4年連続で2ケタ勝利を挙げながら、黒い霧事件に関与して永久追放となり、現役わずか5年で球界を去ったのは残念です」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  2. 2

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  3. 3

    参院選で自民が目論む「石原伸晃外し」…東京選挙区の“目玉候補”に菊川怜、NPO女性代表の名前

  4. 4

    NiziU再始動の最大戦略は「ビジュ変」…大幅バージョンアップの“逆輸入”和製K-POPで韓国ブレークなるか?

  5. 5

    フジテレビ問題「有力な番組出演者」の石橋貴明が実名報道されて「U氏」は伏せたままの不条理

  1. 6

    サザン桑田佳祐の食道がん闘病秘話と今も語り継がれる「いとしのユウコ」伝説

  2. 7

    我が専大松戸の新1年生は「面白い素材」がゴロゴロ、チームの停滞ムードに光明が差した

  3. 8

    逆風フジテレビゆえ小泉今日子「続・続・最後から二番目の恋」に集まる期待…厳しい船出か、3度目のブームか

  4. 9

    新沼謙治さんが語り尽くした「鳩」へのこだわり「夢は広々とした土地で飼って暮らすこと」

  5. 10

    石橋貴明のセクハラ疑惑は「夕やけニャンニャン」時代からの筋金入り!中居正広氏との「フジ類似事案」