今季J開催は非現実的…コロナ重症化リスクを専門家が警鐘

公開日: 更新日:

■激しい運動の後は免疫力が低下

 アスリートのリスクはそれだけではない。

「適度な運動ならば免疫力が上がりますが、実は激しい息切れを伴う運動をすると、その3時間後くらいから数日の間、免疫力が下がります。喉の乾燥から発生する粘膜の障害が原因だと思われるのですが、この状態だと感染症に対して丸腰状態になってしまう。スポーツ選手が風邪をひきやすいのはこのせいです」(前出の田中医師)

 高強度かつ“密”の競技は、サッカー、バスケ、ハンドボールの他にボクシングレスリングといった格闘競技など枚挙にいとまがない。選手たちは一般人よりも高いリスクにさらされている。

 また、試合には移動がつきものだ。国内のPCR検査数は他国と比べ、異常なほど少ないことから、症状の出ていない感染者は実際の発表数よりはるかに多いであろうことは専門家も指摘していることだ。公の数字が少なくなったからと開幕を急いでは、各地方にウイルスをばらまいてしまう恐れがある。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 2

    野呂佳代が出るドラマに《ハズレなし》?「エンジェルフライト」古沢良太脚本は“家康”より“アネゴ”がハマる

  3. 3

    岡田有希子さん衝撃の死から38年…所属事務所社長が語っていた「日記風ノートに刻まれた真相」

  4. 4

    「アンメット」のせいで医療ドラマを見る目が厳しい? 二宮和也「ブラックペアン2」も《期待外れ》の声が…

  5. 5

    ロッテ佐々木朗希にまさかの「重症説」…抹消から1カ月音沙汰ナシで飛び交うさまざまな声

  1. 6

    【特別対談】南野陽子×松尾潔(3)亡き岡田有希子との思い出、「秋からも、そばにいて」制作秘話

  2. 7

    「鬼」と化しも憎まれない 村井美樹の生真面目なひたむきさ

  3. 8

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  4. 9

    竹内涼真の“元カノ”が本格復帰 2人をつなぐ大物Pの存在が

  5. 10

    松本若菜「西園寺さん」既視感満載でも好評なワケ “フジ月9”目黒蓮と松村北斗《旧ジャニがパパ役》対決の行方