入居マンションからは四国より大きいエリー湖を一望できた
間取りは高い天井のリビングを中央に、寝室とシャワールームがそれぞれ2つずつ。ゲスト用の部屋も完備されており、一人で住むには広過ぎるほどの物件です。
窓から一望できるエリー湖はアメリカ五大湖のひとつで、面積は約2万5800平方キロ。四国が約1万8800平方キロですから、大きさは想像できるでしょう。湖面には水平線が広がり、目をこらしても対岸が見えません。冬は湖面が延々と遠くまで凍りつき、その上に雪が降り積もる光景を目にすることができます。夏はレイクサーフィンや釣りなどのマリンスポーツが盛んです。
ただ、マンションにはほとんど寝るために帰るくらいでしたからね。一面雪化粧の湖面も「寒いところだからなあ」と思った程度。家族も一緒に住んでいればいろいろと発見があったんでしょうけど、当時は子供が小学生だったので学校を優先しました。
ちなみにメジャー行きを決めるにあたって、家族に文句を言われたことはありません。日体大に進学したときも東京ガスに入社したときも、親には相談せず、僕ひとりで決めていました。ロッテ入団後もそうです。おそらく親も女房も「何を言っても無駄だ」と思っていたんじゃないでしょうか(笑い)。