箱根駅伝は開催決定も 選手が強いられる“ピリピリの8週間”

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 コロナ禍での開催には「周囲の環境」も無視できない。関東学連は、「感染の状況、また今後の社会情勢の変化などによっては、大会を中止する可能性もあります」と言及している。この日東京都は、新たに269人が新型コロナウイルスに感染していると発表。20代が77人で最多だった。

 同日には有識者を交えたモニタリング会議が行われ、感染状況と医療提供体制の警戒度は上から2番目の水準だった。

 また5日は、札幌のコロナ感染者数が93人で、人口約520万人の北海道で初めて100人を超えた(119人)。鈴木直道北海道知事と秋元克広札幌市長は前日の緊急会談で、ススキノの飲食店などに営業時間短縮を要請することで一致。再びコロナに危機感を募らせている。こまめな換気がしにくく、ウイルスが活発な低温・乾燥の季節はやがて南下し、関東地方にもやってくる。今の札幌は、「冬の東京の姿」と言っても過言ではない。本格的な冬に向かって感染者が激増すれば、地域住民などに「観戦はご遠慮ください」と呼びかけても舞台は公道だけに開催は厳しい。関係者は選手の理性とともに、東京都などの感染者数も気にする日々を送ることになる。

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