<清水編>日本代表GK権田ら強気の補強で名門復活もくろむ
攻撃陣も昨季10点のジュニオが健在で、今季ポルトガル1部7発の新戦力FWサンタナも合流。中堅のMF金子翔太、横浜FCから加入のMF中山克広も好調。高卒2年目のMF鈴木唯人らも「目に見える結果を残したい」と鼻息が荒い。
まず倒すべきは27日の開幕戦の相手・鹿島。ロティーナ監督も「鹿島はアジアを代表するチームだが、我々も前向きにやっていけると信じている」と強調。原も「内容で押していても最後にやられるのが鹿島戦。今回はそうならないようにしたい」と気合を入れた。
士気上がるチームを会社も後押しする。火付け役は、昨年就任した山室晋也社長。プロ野球のロッテで再生請負人として手腕を発揮し、清水に引き抜かれた敏腕経営者は、コロナ禍で聖域なきリストラを断行。新規スポンサー獲得にもこぎつけた。経営的苦境を打破すべく、ピッチ上の勝利を追い求めていく。