照ノ富士の大関復帰に暗雲…「下がる相撲」で初黒星の最悪

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 順風満帆かと思われた大関復帰の青写真に雲がかかった。

 初日から4連勝の照ノ富士(29)が18日、阿武咲と対戦。立ち合いの「待った」で歯車が狂ったのか、一方的に押されて土俵を割った。

 今場所9勝以上なら大関昇進ノルマとされる「3場所33勝」をクリアできる。まだ1敗。挽回は十分可能……という見方もあるだろう。

 しかし、親方のひとりは「解説で北の富士さんも言っていましたが」と、こう続ける。

「今場所は下がる相撲が多いんです。4勝といっても、うち3勝は相手に押されて強引な投げなどで勝っている。照ノ富士は両ヒザにバクダンを抱えている。勝っても負けても前に出る相撲を取っている分には、ヒザへの負担は少ない。ところが、この日のように相手の攻勢に押されるなどして下がってしまうと、両ヒザに相手と自分の体重を合わせた負荷がかかる。今場所、自分のペースで順調に勝てたのは3日目の大栄翔だけです。押された末に力任せの投げで決めるのもヒザによくない。前半戦は何とかなるとしても、このままでは後半が心配です」

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