照ノ富士の大関復帰に暗雲…「下がる相撲」で初黒星の最悪

公開日: 更新日:

 順風満帆かと思われた大関復帰の青写真に雲がかかった。

 初日から4連勝の照ノ富士(29)が18日、阿武咲と対戦。立ち合いの「待った」で歯車が狂ったのか、一方的に押されて土俵を割った。

 今場所9勝以上なら大関昇進ノルマとされる「3場所33勝」をクリアできる。まだ1敗。挽回は十分可能……という見方もあるだろう。

 しかし、親方のひとりは「解説で北の富士さんも言っていましたが」と、こう続ける。

「今場所は下がる相撲が多いんです。4勝といっても、うち3勝は相手に押されて強引な投げなどで勝っている。照ノ富士は両ヒザにバクダンを抱えている。勝っても負けても前に出る相撲を取っている分には、ヒザへの負担は少ない。ところが、この日のように相手の攻勢に押されるなどして下がってしまうと、両ヒザに相手と自分の体重を合わせた負荷がかかる。今場所、自分のペースで順調に勝てたのは3日目の大栄翔だけです。押された末に力任せの投げで決めるのもヒザによくない。前半戦は何とかなるとしても、このままでは後半が心配です」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  2. 2

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  3. 3

    参院選で自民が目論む「石原伸晃外し」…東京選挙区の“目玉候補”に菊川怜、NPO女性代表の名前

  4. 4

    NiziU再始動の最大戦略は「ビジュ変」…大幅バージョンアップの“逆輸入”和製K-POPで韓国ブレークなるか?

  5. 5

    フジテレビ問題「有力な番組出演者」の石橋貴明が実名報道されて「U氏」は伏せたままの不条理

  1. 6

    サザン桑田佳祐の食道がん闘病秘話と今も語り継がれる「いとしのユウコ」伝説

  2. 7

    我が専大松戸の新1年生は「面白い素材」がゴロゴロ、チームの停滞ムードに光明が差した

  3. 8

    逆風フジテレビゆえ小泉今日子「続・続・最後から二番目の恋」に集まる期待…厳しい船出か、3度目のブームか

  4. 9

    新沼謙治さんが語り尽くした「鳩」へのこだわり「夢は広々とした土地で飼って暮らすこと」

  5. 10

    石橋貴明のセクハラ疑惑は「夕やけニャンニャン」時代からの筋金入り!中居正広氏との「フジ類似事案」