大谷モテモテでメディア大騒ぎ 米国人気質が人気に追い風
大谷翔平(26=エンゼルス)が米国でもてはやされている。
投げて164キロ、打って特大本塁打。日本時間13日のロイヤルズ戦で放った二塁打の打球速度が191・6キロを計測したときには、MLB公式ホームページがトップニュースで「史上5人目の選手になった」と大騒ぎしたほど。ファウルチップが直撃した捕手を「ソーリー、OK?」と気遣った際には、「振る舞いも一流」という声がファンから上がったくらいだ。
ベーブ・ルース以来の二刀流を実践、それなりの成績を挙げているのだから、騒がれて当然といえば当然だが、大谷がメジャーで支持されているのは米国人気質も大きいという。
野球文化学会会長で名城大准教授の鈴村裕輔氏がこう言った。
「ひとつは大谷のチャレンジ精神です。例えばマリナーズなどで活躍したオルルドは学生時代、二刀流選手でしたが、プロ入りと同時に野手に専念した。アマチュア時代に投打の二刀流だった選手の大半はプロ入りと同時にどちらか一方に絞りますが、大谷はメジャーでも二刀流にチャレンジしています。メジャーの監督が見逃し三振を最も嫌うように、困難に挑戦して努力する姿勢を米国人は好みますから」