【レスリング】川井梨紗子も妹・友香子に続き頂点!金メダル姉妹を生んだ母・初江さんの教え

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「小さい頃はしつけも含めて、とにかく厳しかった」と姉妹が口を揃える初江さんは、コーチであると同時に、メンターとしても2人に大きな影響を及ぼしている。

■「伊調馨さんに感謝して挑戦しなさい」

 梨紗子は18年12月の全日本選手権決勝で五輪4連覇の伊調馨に敗れてアジア選手権(中国)代表から落選。19年の全日本選抜選手権で一矢を報い、伊調とのプレーオフを制して世界選手権(カザフスタン)代表を勝ち取った。伊調に屈した際には引退を考えるほど精神的に追い込まれたが「長らくトップに君臨している馨さんに挑戦できるのは1人しかいない。馨さんに感謝して挑戦しなさい」と肩を押されてマットに戻った。

 友香子も母の一言に救われた。姉と同じ至学館大進学後は最強の遺伝子として期待されながら、なかなか結果を残せなかった。国内の大会で優勝を期待されるも、決勝にすら残れなかった。

 女子レスリングの名門でもまれ、悩んでいるのを見透かされ、「頑張っているのは分かっているから、勝つためには今の練習を続けることが大事」と諭され、投げだしそうになるのを踏みとどまった。

 初江さんは頻繁にメディアに取り上げられているが、単なるステージママではなさそうだ。

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