【レスリング】文田健一郎は銀でも号泣 日本男子17大会連続メダルをもたらした1年延期の“有効活用”
男子レスリングのグレコローマンスタイル60キロ級決勝で文田健一郎(25)がオルタサンチェス(26=キューバ)に1―5で敗れ銀メダル。日本勢の同スタイルでは1984年ロス大会の宮原厚次以来となる37年ぶりの頂点には立てなかったが、52年ヘルシンキ大会から続く男子によるメダル獲得を17大会に伸ばした。
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銀メダルに終わった文田は人目をはばからず号泣。「研究されて自分の形をさせてもらえないのは分かっていた。その上をいけない自分の実力不足」と声をつまらせた。
2019年世界選手権(カザフスタン)を制し、大会日程の関係からレスリングでは最も早く東京五輪代表に内定した。昨年2月のアジア選手権(インド)では相次いで強豪を撃破して優勝。五輪本番に弾みをつけたが、コロナ禍で開催が1年先送り。多くの代表選手同様、難しい調整を強いられたが、この1年間を有効に活用して強化につなげてきた。