「うまい!」と絶賛の五輪選手村メシ 福島県産拒絶の韓国も驚く厳しい食材提供基準

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 日本では開催以前から、食材を提供する農家や畜産農家に対して、栽培・飼育履歴や方法において一定の基準を満たしたもののみ採用するとし、食材提供者を募集していました。採用は、国際基準のG-GAPやASIA-GAP、日本基準のJ-GAP、都道府県版のGAPといった、GAP(農業生産工程管理)が条件とされています。

 これらの基準は、異物混入や使用農薬の制限など食品安全性の確保、廃棄物などによる環境汚染への配慮、安全性や外国人研修生への不当な扱いのない作業環境、アニマルフェア、つまり家畜の快適な飼育環境といった厳しいものです。これらの基準をクリアした食材を、これだけの規模で提供するのは通常であれば至難の業です。

 一方、選手村以外で提供されている食事に関しては、この採用基準はないがしろになっているようです。実際、ある屋外スポーツ競技場で提供された弁当を受注した飲食店に話を聞くと、「弁当の受注サイト」から注文を受け、メインのおかずは鶏肉という指定があったそうです。しかし、先述のGAP認証を受けた生産者の食材指定などは、全くなかったといいます。

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