“天敵”ヤクルト村上にまた打たれ、巨人赤っ恥の大敗…原監督の怒りにコーチ陣ビクビク
2位巨人の原監督は、「またか」という表情だった。
3位ヤクルトに敗れ、その差を0.5ゲームとされた17日の試合。1点ビハインドの四回に先発左腕の高橋優貴が4番の村上宗隆(21)に27号ソロを浴びたのだ。
無理もない。巨人投手陣はこの村上に今季、いいようにやられている。結局、この日も4打数2安打1本塁打3打点。対戦成績は打率.400、7本塁打、17打点といずれもリーグワーストである。ちなみに、同点に追いついた直後の六回に3番の山田哲人に浴びた一発も、これが今季5本目となった。
「当たり前ですが、同じ打者にやられることを極端に嫌う原監督は、こうなると投手コーチ、バッテリーコーチ、スコアラーの責任も厳しく追及するのが常。ただでさえベンチに緊張感が走るうえ、特に村上は自軍の4番の岡本和真と本塁打と打点の2冠を争うライバルですからね。いよいよチームのピリピリムードに拍車がかかるのです」(チーム関係者)
■怒りの交代
山田の一発を皮切りに巨人投手陣は大炎上。守備の乱れも絡み、六回の1イニングで一挙9点を奪われた。1死満塁から登板した5番手の大江が安打と押し出し四球で致命的な7点目を失うと、原監督はベンチを飛び出してマウンドへ一直線。交代を告げる前に大江からボールを受け取って肩を叩くや、ボールを持ったままベンチへ引き揚げてしまうなど、怒りを隠そうとしなかった。