古江彩佳が雨のPO制し5勝目! アマVから2年で「ホステスプロの責任」きちんと果たす
【富士通レディース】最終日
降雨によるコースコンディション不良のため最終ラウンドは中止。2日目が終わって通算12アンダーで首位に並んだ、勝みなみ(23)、古江彩佳(21)との3ホールストローク競技のプレーオフが雨の中で行われた。2ホール目の17番(パー3)でバーディーを奪った古江が1アンダー。パープレーの勝を下してツアー5勝目を挙げた。
古江は、2019年の今大会で史上7人目のアマチュア優勝を飾り、直後にプロ転向。その縁で翌年3月に大会主催者の富士通とスポンサー契約を結び、今年3月には同社の所属となった。
アマVから2年。ホステスプロの責任を果たしたことで、1988年のツアー制施行後、宮里藍、畑岡奈紗に続く史上3人目のアマとプロ双方での同一大会優勝となった。
うれし涙を流しながら古江はこう言った。
「アマチュアの時は自分のことだけを考えて思い切ってプレーしていた。所属させてもらって、優勝が一番喜んでもらえると思うのでよかった。思い出の地で優勝できてうれしいし、幸せ者です」
古江のキャップと左腕には所属先のロゴマークがついている。スポーツマスコミやインターネットなどで優勝が報じられれば、広告宣伝効果も大きい。ホステスプロの鑑だ。