23年WBCが消滅危機…MLB開幕延期と過密日程なら、大谷翔平もボイコット決定的
MLBではWBCへの出場は本人よりも各球団のGMの意向で決まる。大谷やゲレロのようなチームに欠かせない存在や、ハーパー(年俸約27億円)クラスの高給取りは、GMがシーズンへの悪影響、故障を恐れて出場を認めないケースは珍しくない。球団が出場を容認した選手であっても、GMが大会期間中に各国の監督に電話して「決して無理はさせるな」とクギを刺しているほどだ。
ただでさえ、21年3月に開催予定だった第5回大会はコロナ禍により、23年に延期された。今後も変異株の出現が予想されており、過去のデータから死亡率が上昇する3月開催は感染リスクが高い。選手に感染者が増えれば、出場を辞退する国が出たり、来年の状況次第では米国を中心とする開催各国が入国制限を強化する可能性も否定できない。
23年のWBCは各国とも編成に苦労した揚げ句、最終的には中止に追い込まれてもおかしくない。