渋野日向子は自己ベスト更新も…海外4日間大会「-20の壁」攻略になぜ時間を要したのか
【ホンダLPGAタイランド】最終日
LPGAツアー2戦目の渋野日向子(23)が最終日に67で回り、自己ベスト更新の通算20アンダーを記録して8位だった。
渋野の4日間大会はこれまで2019年「大王製紙エリエール」優勝の19アンダーがベストであり、同年「全英女子オープン」は18アンダー。
「LPGAツアー設定のタフなコースでも攻め続けてベストスコアを更新する経験を積んだのは大きい」(ツアー関係者)
男女問わず外国人プロの4日間大会の組み立て方は、予選を通過したらムービングサタデーにスコアを伸ばせるだけ伸ばして優勝圏内につける。そして最終日はサンデーバックナインまで勢いを止めることなく攻め続けることが勝つための最低条件になる。今大会は16年から5大会連続(20年中止)で優勝スコアが20アンダー以上で、10年に勝った宮里藍も21アンダーだった。
「日本女子プロゴルフ協会のコース設定を担当するベテランプロも、選手を世界レベルに上げたい気持ちが強く、海外のノウハウをよく勉強しています。ところが大会主催者から難しくすると大会が盛り上がらないと注文がつくと、難しく設定することができないそうです」(前出のツアー関係者)