ロッテ松川虎生には大人を骨抜きにする「愛され力」が! 朗希も信頼するルーキーの“裏の顔”
松川虎生(ロッテ 捕手・18歳・市立和歌山)
「どっしりとベンチの一番良いところに座っていました」
先月25日の開幕戦、勝利を手にしたロッテの井口監督はこう言って笑った。ベンチの上座に堂々と陣取ったルーキーは、史上3人目となる高卒新人スタメンマスクをかぶると、好リードで完封勝ちに貢献。160キロ台を連発する佐々木朗希の球も難なく受けている。佐々木朗希が10日に達成した完全試合でもマスクをかぶった。
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登板直前に不安を吐露した2歳年上の“令和の怪物”に「全然大丈夫っしょ」と言うなど、肝の据わり方は今年のルーキーではピカイチ。ふてぶてしさをプラスに変換させているのは、大人からの「愛され力」だ。
市立和歌山の半田真一監督が言う。
「(中高でバッテリーを組んでいた)小園(健太=DeNA1位)は頭が良くて要領も良く、無駄なことをしないタイプ。一方で、松川は勉強は苦手でさっぱりでしたけど、先生方からはなぜか愛されていた」