<27>新成人まであと6年の娘は金銭感覚特訓中! 自立を阻む「パパ銀行」
もっとも、娘の通う小学校は下校途中の買い物や買い食いは禁止。制服だから、寄り道しているとすぐにバレる。以前、電車通学をしている同じ学校の子がパスモを使って自動販売機でジュースを買っていたら、学校に「そちらの生徒さんが帰り道にジュースを買ってましたよ!」という“通報”が入ったらしい。
パスモやペイペイのような電子マネーはとても便利で私も活用しているし、娘と一緒にいるときもクレジットカード決済が多い。ついつい便利な方を選択してしまうが、娘にはお金の価値を理解してほしいので、物を買わせるときは現金を渡すようにしている。
娘に1000円を渡して「お釣りもらってきてね」と言うと、渋々ながらもレジに行く。お釣りを返すのが嫌なのではなく、店員さんと会話するのが恥ずかしいらしい。観察していると、「レジ袋いりますか」と聞かれ、「いいです~」と答えていたときは、「おお、敬語なんて使えるようになったんだ」と違う発見があった。
■自立を拒む…?
中学生になったらお小遣い制に変更しようと思う。本人には、「大人になったら仕事をしないとお金がもらえないんだよ。自分で生活していけないよ」と話すと、「私はおうちから出な~い」とニート(?)宣言。アルバイトには興味があるようなので、「人のお金より自分のお金で好きなことをした方がいいよ!」とハッパをかけている。
娘の自立を阻む懸念材料といえば、「パパ銀行」。お金の価値は理解できなくても、ママに頼んでも出してもらえないということ、パパに頼めばすぐ出るということはすぐに理解した。単身赴任中で財布のひもが緩くなっているパパには要注意だ。