佐々木朗希ハーラー首位タイの4勝目 ロッテ首脳陣が描く「真のエース」育成プラン
今季早くも3度目となったロッテ佐々木朗希(20)のオリックスとの勝負。これまでは佐々木朗の2勝0敗とあり、三度目の正直か、はたまた二度あることは三度あるなのか注目が集まったが……結果は後者だった。
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13日、佐々木朗希はオリックスを7回1失点に抑え、今季4勝目を上げた。
初回はわずか4球でアウト3つ。ルーキーの池田(大阪桐蔭)にプロ初安打をマークされるなど6安打を打たれたものの、許した得点は併殺崩れの間の1点だけだった。
ヒーローインタビューでは「打たれながらでしたが、うまく打たせて取りながら投げられました」と、満足げに振り返った。評論家の高橋善正氏が言う。
「状況に応じて投球スタイルを変えられるのが佐々木の強みです。前回登板もそうだったが、打者が直球に振り遅れている時は、ストレートで押してからのフォーク。そうでない時は変化球を効果的に使ってカウントを稼ぐ。この日は三回1死一、三塁の場面で、福田に対して3球フォークを投げ、ゲッツー崩れの1点のみと傷口を最小限でとどめた。福田は前の打席で三ゴロに仕留めたとはいえ、直球を狙われていましたからね。佐々木自身の頭の良さ、捕手松川のリードもさることながら、狙ったところに放れる制球力があるから、臨機応変の投球ができる」