大谷翔平にサイ・ヤング賞とMVP同時受賞を! 規定投球回クリアへエ軍が臨機応変ローテ配慮
エンゼルス・大谷翔平(28)が日本時間23日のブレーブスとの後半戦の開幕試合に登板することが決まった。2年連続で投打の二刀流で選出されたオールスター(ドジャースタジアム)から中2日での登板となるが、フィル・ネビン監督代行は「彼を信頼している。コンディションを整えてしっかりと準備するだろう」とゴーサインを出した。
■規定投球回クリアに臨機応変なローテ
大谷は前半戦で15試合(87回)に登板し、9勝4敗、防御率2.38、123奪三振。勝ち星(リーグ6位タイ)、防御率(同5位相当)、奪三振(同5位)といずれもリーグ上位。奪三振率12.72はホワイトソックスの右腕シースの12.90に次いで2位相当だ。安定した投球内容と奪三振率の高さに加え、選手の貢献度を示すWARはレイズ・マクラナハン(3.8)、ブルージェイズ・マノア(3.3)に次いでア・リーグ投手で3位。投手として最高の栄誉であるサイ・ヤング賞候補の一角に位置付けられるものの、大谷に唯一、足りないのが投球回数だ。球宴から中2日となる後半戦初戦の先発は受賞に向けた球団の配慮でもある。