南野拓実モナコ移籍は無得点デビュー 仏メディア「透明人間」の辛辣評価にも“上がり目”の根拠
英プレミアの名門リバプールから仏1部モナコに移籍した日本代表MF南野拓実(27)が、オランダ1部PSVとの欧州CL予選3回戦・第1戦に先発。新天地での公式戦デビューを果たした。
右サイドMFで先発した南野は前半18分、ドリブル突破からシュートを放つ。同40分には左サイドからのクロスに右足を投げ出したが、足先に当たったボールはGKが楽々とキャッチした。後半4分、南野にとって最大の見せ場が訪れた。
ピッチ中央付近からのロングパスに好反応。相手DFの背後を突いて絶妙トラップ。GKの位置を確認しながらゴール右下を狙って左足を振り抜いた。が、ボールはゴール枠を外れ、南野は声を上げながら天を仰いだ。
そして同22分、モナコ最初の交代選手としてベンチに連れ戻された。
仏メディアは「ミナミノは透明人間。決定機を逸するなど試合で輝けなかった」と手厳しい。しかし、モナコに合流して3週間。多くのチャンスに関与し、まずまずのデキだったのではないか?
「味方との連係はまだまだ取れていないが、鋭い動き出しでチャンスボールを<引き出す>シーンもあり、好調さが見て取れた。確かに後半序盤のシュートは決めないといけない場面だったが、現地6日の仏リーグ開幕戦・ストラスブールとの敵地戦でゴールを決めれば、南野にボールが集まるようになる。メディアの手厳しい報道に悲観することはない」(サッカー関係者)
期待してよさそうだ。